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Mackinlay's Rare&Old Highland Malt Whisky

2012.12.26 posted by keisuke

イベント期間:1月4日(木)?1月16日(水)
2013年、最初に皆様にお届けするTREASURE(冒険)を何にするか?随分と悩みました。
「新しい年になり、新年の抱負を胸に日々を戦われる皆様に相応しいお酒をご提案したい!」そう思った時、まさにピッタリのお酒がセラーに眠っていることを思い出したのです。そのお酒の名は「Mackinlay's Rare&Old Highland Malt Whisky」。
2007年、ニュージーランドの南極歴史遺産トラストにより南極の永久凍土の中から3箱のウイスキーが発見されました。このウイスキーこそが、1907年に英国南極探検隊を率いて南極点へ向かったアーネスト・シャクルトンが発注し持って行ったボトル達だったのです。それから約100年の間、冷たい南極の土の中で静かに眠りについたマッキンレーのウイスキー。発見後、ニュージーランドのカンタベリー博物館の特設冷蔵庫でゆっくりと解凍され、10本が全く無傷のまま取り出されました。100年もの歳月を経て氷の世界から解き放たれたウイスキーは、スコットランドのインバーゴードン・スピリッツ研究所で詳細な化学分析が行われ、アルコールが47.3度である事、アメリカ産ホワイトオークで造られ たシェリー樽で熟成された事、モルティングの際にオークニー島のピートが使用された事、更にはそれまでブレンデッドだと思われていたのが実はハイランドにかつて存在したグレンモール蒸留所のシングルモルトであった事が判明。ウイスキーの中身と外観を復元するために結成されたプロジェクトチームは、グレンモール、ダルモアを始めとするスペイサイド地域で造られた8年から30年の熟成年のシングルモルトで、パズルのような果てしないブレンド作業を続け、ついにオリジナルを厳密に再現したこの「マッキンレー レア&オールド ハイランドモルト」を完成させたのです。
またこのウイスキーをそもそも南極へ持って行ったアーネスト・シャクルトンについても少し。幾度も南極へ挑んだ彼の冒険の中で、最も知られているのは1914年にエンデュアランス号で挑んだ時のことでしょう。南極大陸まで320kmの地点で氷塊に阻まれ、身動きが取れなくなってしまい、10ヶ月もの間氷塊に囲まれたまま漂流を続ける事となったシャクルトン一行。その後、氷の圧迫でエンデュアランス号が崩壊を始めたため、船を放棄し徒歩にて、また氷山が溶けてからはボートにて氷洋上を踏破し、約500km先のエレファント島に上陸。
そこから分遣隊を率いて救命ボートで航海を行い、約1300km先のサウスジョージア島に到達。登山道具も満足に無い状態でさらに山脈を越えて漁業基地に到達し救 助を求めたのだそうです。その後幾度も困難に見舞われたものの、ついに全隊員の救出に成功したのです。約1年8ヶ月にわたる漂流にも関わらず、27名の隊員と共に1人も欠けることなく生還を果したのです。当初の探検目的は果たせなかったものの、絶望的な状況下においてスタッフの希望を失わせず、且つ冷静な判断と決断力で奇跡ともいえる全員帰還を成功させたことで、優れたリーダーとして今でも称えられているのがアーネスト・シャクルトンなのです。優れた指導者として今でも称えられている人物が、その冒険に相棒として選んだお酒。そしてそのお酒を現代に蘇らせようと、不屈の魂で挑んだブレンダー達の結晶が「マッキンレー レア&オールド ハイランドモルト」なのです。当店の大切なお客様である皆様へお届けする2013年最初のTREASUREに、これほどピッタリのお酒はないのではないでしょうか?100年前の冒険に思いを馳せながら、またご自身のこれからの冒険への決意を新たにしながら味わっていただきたいと思います。
2013年もよろしくお願いいたします。
BAR CAVALLO
バーテンダー
清水継介

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エルベ・モンス氏熟成ウォッシュチーズ

2012.12.14 posted by Mitarai

フランスが誇る最高のチーズ熟成士とも言われるエルベ・モンス氏の手掛けたウォッシュチーズが入荷いたしました。「カレ・ド・ヴァルドゥラミューズ」というチーズなのですが、塩水に少量のミラベルのブランデーを混ぜて丹念に洗われたものです。「カレ」とは四角い形のことで「ヴァルドゥラミューズ」とはミューズ渓谷という意味を表しているそうです。ウォッシュチーズは香りが特徴的なものが多いですがこちらのチーズは非常に濃厚でクリーミーな味わいのチーズです。シャンパンやフルーティな赤ワインと是非お楽しみ下さい。御手洗

カテゴリ:[  御手洗 友亮  ]

オイスターフェア

2012.12.12 posted by honda

イベント期間:12月13日(木)?12月26日(水)
「冒険」という名のCAVALLOイベントは毎回当店スタッフ一人一人が責任者となり、約2ヶ月間の準備期間を経て、皆様に日頃では味わえないサプライズをご提案いたします。今回のテーマは 『Ostrea(オイスター)』。三重県志摩市の的矢湾で生産される的矢牡蠣をご提供させて頂きます。

清浄的矢牡蠣とは・・・。
的矢地区で昭和3年カキの養殖を始めたのは、水産学者佐藤忠勇で、戦後はカキの養殖高は減少しました。これにはアメリカ軍が「日本のカキは不衛生だから、食べないように」と指示を出したことによるもので、この言葉を聞いた佐藤は再び奮起し、生でも安心して食べられる「無菌かき」作りの研究を開始します。1945年(昭和20年)、紫外線で殺菌した海水を利用したカキの浄化法を考案し的矢牡蠣が誕生しました。カキには1時間に17-20Lの海水を体内に通過させて餌をとり、20時間で体内の細菌や汚れを吐き出す習性がありこの性質を利用し紫外線を1分間照射した海水の中に20時間入れて滅菌する紫外線滅菌浄化法が考案されました。なお、使用する海水は流水式で、カキが吐き出した汚水を再び吸収しないように工夫されているそうです。このようにして生まれた的矢牡蠣は「清浄的矢かき」として欧米にも深く知られることとなり、現在では三重県の地域ブランド・三重ブランドとして愛されています。
カキ本来のうま味を台無しにしてしまう本来の殺菌方法とは違い、的矢牡蠣は、真珠のとれる綺麗でプランクトンの豊富な志摩の的矢湾の水で『垂下式牡蠣養殖法』『紫外線滅菌浄化法』により短期間で大きく育った若い牡蠣で、2?3年かけて成長した牡蠣に比べ、断然身が柔らかく、甘味、旨味が強い食感のよい牡蠣に成長します。
今回はこの美味とされる『的矢の牡蠣』をご賞味下さい。
BAR CAVALLO
シェフ 本田

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THREE RIVERS HIGHLANDPARK 1981 30YEARS

2012.12.11 posted by Takahara

相変わらず格好いいラベルで目にも楽しいスリー・リバースより長期熟成のハイランドパークが入荷いたしました。抜栓直後は味も香りも30年という長い熟成期間を感じさせないフレッシュな印象でしたが少し時間を置くとバターやレモンキャンディーなどの風味にどっしりとした骨格が感じられるようになってきました。ワインのようにじっくりグラスの中で変化していく様を楽しみたいモルトです。
高原

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