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BISCUITS ROSES Maison FOSSIER

2012.10.27 posted by keisuke

「シャンパーニュは食前酒。食事が進むにつれ、白から赤ワンへ」と思ってらっしゃる方は多いと思います。しかし、最初から最後までシャンパーニュで通しても素晴らしいひと時を過ごせるのではないでしょうか?そんな夜に、ぜひ試していただきたいのが、この「ビスキュイ・ローズ」です。

このお菓子、なんと300年以上前からシャンパーニュ地方で作られている伝統的なお菓子で、ルネサンス期のパリでは一日に7000箱以上も売れたのだとか。現在では1756年創業のメゾン・フォッシエが唯一のビスキュイ専門店として残っているのですが、今でもビスキュイを求める人々で賑わっているそうです。このビスキュイはそのまま召し上がっていただいて美味しいのですが、シャンパーニュに浸して愉しむのがパリッ子の愉しみ方だとか。日頃シャンパーニュを飲むことが許されない子供たちも、ビスキュイだけはシャンパーニュに浸すことが許されているそうです。
食後のお茶菓子として、また食前のオードブルとして、ぜひお試しください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

BAR CAVALLO
清水 継介

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ヒーリングタイム

2012.10.25 posted by Mitarai

当店でも取り扱っているブルーマスターと同じ製造元が販売している福岡の地ビールで焙煎した茶色麦芽を用いて焦がした麦芽の芳香とホップの苦味が味わえるポーターと呼ばれるタイプのビールです。原料に有機栽培コーヒー豆を使用した新感覚の味わいがお楽しみいただけます。タバコやシガー等とも是非ご一緒にお試し下さい。
御手洗

カテゴリ:[  御手洗 友亮  ]

CRAIGELLACHIE 1989 MILROY'S OF SOHO

2012.10.24 posted by keisuke

シングルモルト界の重鎮ジョン・ミルロイ氏が、ロンドンのソーホーで営むウィスキー専門店のオリジナルボトルです。
中身はスペイサイド地区の佳酒クレイデラヒ1989です。
1891年創業の同蒸留所の創設者はピーター・マッキー。当時ラガヴリン蒸留所のオーナーで、後にホワイトホースを生み出したJ.L.マッキーの甥にあたる人物です。当然このクレイゲラヒも、そのほとんどがホワイトホースのブレンド用にまわされシングルモルトとして市場に流通するものは全生産量の1%ほどしかありません。フルーティーで、オレンジやナッツの風味を持つ、華やかな一杯です。アルコールも46%とやさしめですので、ぜひ食前食虫にお楽しみくださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
BAR CAVALLOバーテンダー
清水継介

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第5回ワイン会レポート

2012.10.23 posted by bar cavallo

第5回ワイン会は、アンジェロ・ガヤの珠玉のワイン達をご用意させていただきました。ガヤ渾身のバルバレスコは勿論、1996年よりトスカーナの地で新たに挑戦したカ・マルカンダも取り揃えさせて頂きました。

今回も大変多くのお客様からお問い合わせ、
ご参加を頂き誠に有難うございました。

下記が「第5回ワイン会」のラインナップとなります。

CA`MARCANDA
『カ・マルカンダ』は、1996年に手に入れたワイナリーです。暖かい海沿いの地で、サッシカイアなどのハイクオリティ・ワインを産み出す土地として知られています。『カ・マルカンダ』とは、ピエモンテ方言で「望みのない交渉」という意味(「CA」は「家」、「MARCANDA」は「うまくいかない」) なのですが、この名前は土地を手に入れる際のエピソードが由来となっているそうです。アンジェロ・ガヤはボルゲリでワイン造りをすると決心した後、最高の土壌を求め研究に研究を重ね、最高の葡萄を育てるのに最も適した土地を見つけます。しかし、その土地の所有者は首を縦に振らなかったそうです。ガヤは何度も交渉に出かけるものの、ことごとく玉砕。なんと18回にも及ぶ交渉の末、やっとその念願の土地に畑を取得したのです。その交渉の間、アンジェロ・ガヤはピエモンテの自宅で妻からしばしば「またカ・マルカンダ(望みのない交渉)にいくの?」と呆れられていた
そうなのです。そうして獲得このワイナリーに『カ・マルカンダ』と名付けたのでした。そこまでして、この土地にこだわった訳は、カ・マルカンダの土地がサッシカイアと同じタイプの土壌だったことにあると言われています。テッレ・ブルーネ(黒い土、ロームと粘土を含む)とテッレ・キアーレ(白い土、石灰質が豊富で石や砂利)から成る個性的なテロワールは、国際品種のワインを造るのに適していたのです。こうして生まれたカ・マルカンダは、メルロを主体としたワイン造りを行うことで、サッシカイアとは違うボルゲリのワインの新しいスタイルを確立させたのです。

VISTAMARE 2010 CA`MARCANDA
多くのファンが待ち望んでいたカ・マルカンダの白ワイン。ヴィスタマーレと名付けられたこのワインのファースト・ヴィンテージは2009年。カ・マルカンダといえば、メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした、スーパータスカンの赤ワインが代表的です
が、トスカーナ地方の夏の太陽・青い海・青い空にインスピレーションを受けて、新たに生みだされたのがこの白ワインです。イタリア語で「オーシャン・ビュー」を意味するヴィスタマーレと名付けられたことがその証といえるでしょう。ヴィスタマーレに使われているブドウは、実際にトスカーナのパノラマの水平線をのぞむ畑から収穫されたもので、潮風と明るいブルーの海に健やかに育まれました。ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、シャルドネ、ソーヴィニョンブランの4つのブドウの特徴がうまく重なり合い、豊かな香りと複雑さ、爽快感が生み出された爽やかな白ワインです。

PROMIS 2009 CA`MARCANDA
カ・マルカンダの畑から生み出される赤ワインの中で、「若いから美味しく愉しめる」事に重点をおき造られる一本。メルロー種主体で、シラー種とサンジョヴェーゼ種をブレンドすることで、フルボディながらも柔らかな口当たりを実現しています。グラスに注ぐと濃縮した赤黒果実系とスパイシーな香りが、グラスから溢れ出てきます。程よい渋み、バランスのよい酸味。後味も長く楽しめ、カジュアルさとクラシカルさを兼ね備えた魅惑的な赤ワインに仕上がっています。

Barbaresco
イタリアワインの生産者として、間違いなくトップクラスの地位を不動ものとしているアンジェロ・ガヤ氏。氏が名声を得たのは、北イタリアのピエモンテで造られるバルバレスコ。というよりもガヤが「バルバレスコ」を有名にしたと言っても過言ではないのです。「ワインの王」と呼ばれるバローロは、その呼び名に相応しくあるべく渋くて飲み頃になるまでに十数年を必要とするワインです。それは、ネッビオーロというブドウ品種が果皮の色素が薄く、色の抽出のために果皮を長時間にわたって果汁に浸しておかねばならないことが一つの原因にあげられます。これによって必要以上にタンニンも抽出され渋いワインとなり、そのタンニンが柔らかくなるのに長期の熟成が必要となるのです。バローロよりも柔らかく丸みがあり、「バローロの弟」と呼ばれるバルバレスコでさえ、酸味とタンニンが強いワインでした。こういったネッビローロ種のワイン造りに改革のメスを入れたのがガヤだったのです。彼は発酵温度を管理し余分なタンニンの抽出を抑え、バリックによる熟成でタンニンを柔らかくする方法を取り入れます。今でこそ多くの生産者がこういった醸造過程でワインを造っていますが、大きな樽で自然に任せて発酵させていた当時としては革新的なことだったのです。

Barbaresco 2006
数々のワインを世に送り出しているアンジェロ・ガヤ氏。帝王ガヤのフラッグシップワインが、このバルバレスコです。1996年ヴィンテージ以降ガヤラベル唯一のDOCGであるこのワインは、ガヤとは何か、真のバルバレスコとは何かを如実に物語ってくれます。以前は、単一畑名のついたバルバレスコを含めた数種類のバルバレスコを生産していたガヤ。1971年、ガヤは畑のテロワールを100%表現するべく、単一畑名のついたワインの生産を始めます。これらのワインは、それぞれの畑が持つ特徴を活かし、大変高い評価を得ます。しかし、世間の人々は徐々に単一畑のワインにばかり注目してくのです。畑名のつかないバルバレスコを「普通のバルバレスコ」と呼ぶようになり、まるで格下のような扱い方をするようになってしまいました。バルバレスコは先祖代々引き継いできたワインで、ガヤとしては名声に傷をつけるような扱いは当然されたくありません。そこで「バルバレスコこそが、ガヤのフラッグシップ」とばかりに単一畑のバルバレスコを格下げしてしまったのです。そして現在ではこのバルバレスコが唯一のDOCGバルバレスコを名乗るワインとなっています。ガヤ家の知恵と技術、伝統、そして情熱の結晶がこのバルバレスコであり、畑名も何も付かないこのバルバレスコにこそガヤの全てが集約されているのです。14もの畑から造られたネッビオーロを、別々に醸し緻密にブレンド。引き締まったタンニンと程よい酸味。凝縮した果実味、森の果実、ミネラル、コーヒーなどの複雑な香り。エレガントかつ滑らかなタンニンが口いっぱいに広がった後は、非常に心地よく長い余韻が続きます。

Barbaresco 1967
大変貴重なバックヴィンテージの一本。45年もの熟成を経たガヤのバルバレスコです。実はこの一本、アンジェロ・ガヤの父親が当主としてワインを造っていた晩年のワインです。まさに今が飲み頃のピークです。深紅のヴェルヴェットのような色調。ザクロやコケモモなどベリー系の香りに茸やヨード香と黒百合の芳香が魅力的。パワフルでアグレッシブな酸味がネッビオーロの王者としての風格を堪能させてくれます。このワインに関しては、あまり多くを記さずにおきます。心ゆくまで極上の一杯をお愉しみください。


次回もワイン、料理共に通常では考えられないようなものをご用意いたしたいと思っております。お時間があえば、ぜひご参加ください。

次回は、11月8日(木)20時からを予定しております。
皆様のご参加心よりお待ちしております。

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Ardbeg Galileo

2012.10.23 posted by Takahara

とてもポップで秀逸なラベルが目を引くアードベック・ガリレオが入荷いたしました。アードベック蒸留所は2011年米国企業、ナノテックス社の要請による宇宙実験に参画、無重力下での実験対象として同社の原酒を提供しました。このガリレオは残念ながら宇宙空間を遊泳したモルトではないのですが天文学の太祖であるガリレオ・ガリレイの名を冠するに足るユニークなアードベックです。イタリア出身のガリレオにならったのかイタリアはシチリア島の特産品マルサラワインの熟成樽とバーボン樽とのブレンドという面白い試みがなされています。アードベック特有のコールタールや墨汁のニュアンスよりも甘味に目がいく穏やかな(?)アードベックです。高原

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